エンプロイーサクセス
2024.09.24
新入社員を歓迎するウェルカムボックスとは? ウェルカムボックスの効果と作成手順、導入事例などを紹介
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新入社員が初めて新しい会社のオフィスへ出社する日は、期待と不安が入り混じる特別な瞬間です。そんな新入社員を温かく迎えるための方法として、近年注目されているのが新入社員を歓迎する気持ちを込めて贈られる特別なギフトボックス「ウェルカムボックス」です。この記事ではウェルカムボックスについて、その効果や作成手順、導入事例などを詳しく紹介します。
ウェルカムボックスとは?
ウェルカムボックスとは、新入社員が初出勤の日に受け取る歓迎のギフトボックスです。ウェルカムボックスは会社やチームに馴染みやすくするためのアイテムが詰められています。
ウェルカムボックスは単なるギフトではなく、新しい仲間の順応を促進する取り組みであるオンボーディングとしても機能します。
初日にこのボックスを受け取ることで、新入社員は企業から「大切にされている」と感じ、業務への意欲が増すことが期待できます。これにより社員のスムーズな職場適応とエンゲージメント向上にも寄与します。
ウェルカムボックスの定番アイテム
ウェルカムボックスには一般的に、企業ロゴ入りの文房具やカレンダー、会社の理念やビジョンをまとめた冊子、チームメンバーからのメッセージカードなどが含まれます。リモートワークが増えている昨今では、在宅勤務をサポートするためのガジェットやグッズが含まれることも多いです。また、会社オリジナルのTシャツやマグカップなど、日常的に使えるアイテムも定番のアイテムとなっています。
ウェルカムボックスの作成手順
ウェルカムボックスは単なる寄せ集めのギフトでは不十分です。各アイテムには意味を持たせ、新入社員が企業文化を感じられるように設計することが重要といえます。以下に、ウェルカムボックスを作成する際の手順とポイントを紹介します。
- 目的の明確化
- 予算の設定
- アイテムの選定
- デザインの検討
- パーソナライズ
- タイミングの調整
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 目的の明確化
ウェルカムボックスを作成する前に、その目的を明確にします。一般的に新入社員に企業の文化や価値観を伝え、早期にチームに馴染んでもらうことや、業務に必要なツールを提供することが目的になります。これによりウェルカムボックスが単なるギフトではなく、オンボーディングの一環として機能するようになります。
2. 予算の設定
ウェルカムボックスの予算を設定します。提供するアイテムの品質や種類、ボックスのデザイン、配送する場合は配送コストなどが影響してきます。予算に基づき、どのようなアイテムを含めるかを決定します。
3. アイテムの選定
ウェルカムボックスに含めるアイテムを選定します。新入社員が企業文化を感じられるものや業務に役立つツールが理想です。具体的には、企業ロゴ入りの文房具やノート、Tシャツ、マグカップ、チームメンバーからの手書きメッセージカードなどが考えられます。また、リモートワークを行う企業の場合、在宅勤務に役立つガジェットやガイドブックも有用です。
4. デザインの検討
ウェルカムボックスの外観や包装デザインも慎重に検討しましょう。ボックスそのものや包装紙には、企業のブランドやカラーを反映させることで、統一感を持たせることができます。デザインは、新入社員がボックスを開けたときに「特別な贈り物を受け取った」と感じられるように工夫します。
5. パーソナライズ
パーソナライズされた要素を追加することで、新入社員に「特別感」を抱かせることができます。たとえば名前入りのアイテムや、個別に書かれたメッセージカードを含めることで、新入社員が歓迎されていると感じやすくなります。
6. タイミングの調整
ウェルカムボックスは、新入社員が入社初日、またはその前後に受け取れるように調整します。これにより、入社初日からスムーズに業務を開始できるようになります。配送する場合は到着のタイミングにも注意してください。
これらの手順を丁寧に実行することで、新入社員にとって特別な入社体験を提供し、企業文化に早期に馴染んでもらうことができます。
ウェルカムボックスを導入している企業の例
ウェルカムボックスでは、企業独自のユニークなグッズや、業界に特化したツールを提供することが一般的です。下記に、ウェルカムボックスを導入している企業と、その具体的な内容を紹介します。
- LINE
- メルカリ
- DeNA
- BASE
- NTTコミュニケーションズ
- GMOアドパートナーズ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
LINE
LINEのWelcome Kitには、機能性だけでなくデザインにもこだわっており、新入社員が「LINEの一員」としての意識を持ちやすいよう工夫されています。内容は、LINEアプリのアイコンを模した磁石、LINEのロゴが刻まれたデスクオーガナイザーや筆記用具などです。
参照:LINEヤフー株式会社
メルカリ
メルカリでは、新入社員へ贈るオリジナルウェルカムグッズを用意しています。ウェルカムボックスには、トートバッグやメルカリTシャツ、メルカリパーカーに加え、創業からの記録が凝縮された書籍『メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間』などが含まれています。
参照:株式会社メルカリ
DeNA
DeNAは2022年度から、社内の多くの部門が連携し、直接会えない社員にも会社のことを深く理解してもらうための取り組みを始めました。その一環として作成したウェルカムボックスには、ロゴ入りのタンブラーや筆記用具、旅行用スーツケースに貼るシールなどが含まれています。
BASE
BASEでは新型コロナウイルスの影響でリモートワークが導入されました。しかし、この状況では「入社した実感」が得にくいという課題がありました。そこで、「BASEに入社したんだ」というワクワク感を届けるとともに、BASEのカルチャー理解を促し、入社体験を向上させるためのウェルカムボックスを導入しました。ウェルカムボックスの中には、企業ロゴ入りのパーカーやオリジナルノート、マグカップ、「BASE」監修の公式本などが含まれています。
参照:BESE株式会社
NTTコミュニケーションズ
NTTコミュニケーションズでは、オンボーディングの一環として新入社員に「オンボーディングハンドブック」とノベルティグッズのセット「ウェルカムパッケージ」を配布し、スムーズな業務開始と組織への早期適応を支援しています。ウェルカムパッケージはオリジナルエコバッグに、名刺、タンブラー、「Welcome to DPS」のメッセージが施されたドリップコーヒー、お菓子などが詰められています。
GMOアドパートナーズ
GMOアドパートナーズでは、以前は新入社員の席にウェルカムバルーンを設置して歓迎していましたが、フリーアドレス導入により継続が難しくなりました。そこでコロナ禍以降に増加したウェルカムボックスを導入しました。ウェルカムボックスの中には、企業ロゴ入りの文房具や、業務に必要なツール、新卒パートナーに読んでほしい書籍などが含まれています。
まとめ
ウェルカムボックスは、新入社員を歓迎し、エンゲージメントを向上させるための効果的なツールです。初出勤の日にこのボックスを受け取ることで、新入社員は会社に対する安心感と期待感を抱き、業務に取り組む意欲が高まります。また、企業側にとっては、早期適応を促進し、社員の定着率を向上させる重要な役割を果たします。ウェルカムボックスを適切に設計・運用することで、新入社員のスムーズなオンボーディングが実現します。
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