事業部の壁を超え、偶発的なコミュニケーションを創出するインフラに

導入の背景

人員拡大期のカルチャー浸透に課題

扇谷：弊社は「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに、2016年に創業したスタートアップ企業です。ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービス「Findy」や、エンジニアリング組織のパフォーマンスを最大化するサービス「Findy Team＋」など、エンジニアに向けた様々なサービスを展開しています。

昨年（2023年）だけで90名以上の新入社員を迎え、ここ半年でもさらに80名以上を採用するなど、会社組織が急速に大きくなっている状況です。こうした人員拡大期の課題として、「カルチャー浸透」の難しさを痛感しています。創業初期には自然と共有できていた会社のカルチャーが、だんだん共有されにくくなってきました。

こうした課題を解決するために、「カルチャー推進」のためのチームを立ち上げ、MVV（ミッション・ビジョン・バリュー）を社員に浸透させる施策へ取り組むことに決めました。

上野：カルチャー推進の施策については、立ち上げ当初は私が専任で担当していましたが、先月から新しいメンバーを迎え、現在は二名体制となっています。弊社ではリファラル採用にかなり力を入れていますので、採用活動への協力体制を築くためにも、まずは社内のメンバーにカルチャーを感じてもらえる役割を担っています。

その後、新入社員のオンボーディングも業務範囲に加わりました。経営陣の思いや、我々が大切にしている価値観を入社時のタイミングでしっかりと伝えることも、カルチャー推進活動の一環と捉えています。

導入の決め手

事業部間を横断したコミュニケーションを支える、スキルと趣味の可視化

扇谷：今後の採用計画では、さらに社員が増える見込みです。そうなったとき、いま以上に社員同士の顔が見えにくくなり、つながりを築くのが一層難しくなっていくと思います。そんな中、「PeopleWork」のデモ画面を拝見し、これをうまく活用すれば、事業部問わず、横断したコミュニケーションが実現できると感じたのが、導入の決め手となりました。

弊社には四つの事業部が存在します。お互い日々コミュニケーションはとっているものの、どうしてもノウハウ共有が事業部内に留まってしまっています。そこで、「PeopleWork」を活用し、社員プロフィールやスキル検索をきっかけに、事業部や部署を超えたメンバー同士のつながりを生み出していきたいと考えました。

また、スキルだけでなく、趣味でもタグ付けができる部分にも魅力を感じました。仕事以外での意外な接点が生まれ、そこから新たなコラボレーションが起きるのではないかと期待しています。

（参考：「PeopleWork」のプロフィール画像抜粋）

今後期待すること

事業成長のためのコラボレーションインフラに

上野：弊社は、2024年5月にオフィスに移転し、イベントスペースが誕生しました。このような交流できるスペースを活用し社内イベントを実施しています。また、会社主導のオフィシャルイベントに加えて、社員同士が趣味をきっかけに社内コミュニティをつくって盛り上がることも多く、元々そういうポテンシャル・風土がある会社だと感じています。こうした偶発的なつながりを、「PeopleWork」をつかってさらに加速していければと思います。

扇谷：弊社の事業部は、それぞれビジネスモデルも異なり、社員に求められる特性も違います。しかし、今後のさらなる事業成長のためには、事業部同士が密に連携し、お客様への価値提供を最大化する必要があります。

その実現に向けて、人事制度改革のプロジェクトを進めてきました。評価制度や等級制度を設定する際に重視したのが「変化に強い組織を作る」という考え方です。部署横断の人事制度を確立している企業を見ると、「同期の絆が強い」などの要素が異動の下地になっていることがわかります。「PeopleWork」には、ぜひ事業部間コラボレーションや、異動を支えるインフラの役割を果たしてほしいと考えています。